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小児歯科
お子さまの歯の治療は、大人の治療と違う点がいくつかあります。大人に比べお子さまは、痛みに対する恐怖心や不安がとても大きいのも違いの1つです。また、お子さまは長時間口をあけていることが難しいため、短時間の治療を心がけ、1つの治療を何回かに分けて行う必要があります。
お子さまに痛い、怖いという体験をさせてしまうと、「歯医者にもう行きたくない」と思うようになってしまいます。歯医者に来なくなってしまっては、お子さまのお口の健康を守ることができません。
当院は、お子さまが「歯医者は怖い」という気持ちや、歯医者に対する苦手意識をなくすことができる医院作りに力を入れております。例えば、診療前のお待ちになる時間はキッズスペースでリラックスしてもらい、診療で楽しいお話を交えつつ治療を行います。治療に際しても、できる限り痛みを抑え、お子さまに「また来たい」と思っていただける歯医者を目指しています。
以前に、治療ができなかった経験があるお子さまでも、当院にぜひお任せください。障がいをお持ちの方で、なかなか治療が難しいお子さまも親身にご相談をお受けします。そしてできる限りの治療を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
最後に、お子さまの年代の歯の健康は、その後の生活に関わる大事なものです。歯並びの矯正、虫歯のできにくい口内環境の作り方など、なんでも相談をお受けいたします。まずはご来院ください、スタッフ一同お待ちしています。
虫歯の進行
虫歯は進行の度合いによって、4段階に分けることができます。
【C1】は、エナメル質が虫歯になった状態のことで、光沢がなくなり白っぽくザラザラした状態になります。虫歯は上の歯と下の歯の噛み合わせの部分や、歯と歯の間などに発生しやすく、この段階ではまだほとんど痛みはありません。
【C2】
エナメル質の内側には象牙質があります。虫歯が象牙質まで進むと虫歯の部分が黒く見え、冷たいものや熱いものを食べた時に歯が痛むことがあります。
【C3】
象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄があります。虫歯がさらに進行して歯の神経まで虫歯菌に感染してしまうと歯髄炎を起こし、歯がひどく痛み出します。こうなると、虫歯になった部分の歯を削るだけでなく、歯髄まで取らなくてはなりません。この段階まで進むと治療が終わるまで時間がかかるうえ、歯髄を取ると歯がもろくなってしまいます。
【C4】
虫歯によって歯の上の部分がほとんど溶けてしまい、歯の根に当たる歯根まで虫歯が進行した状態を残根といいます。このような歯の根だけ残った部分の先端、すなわち歯槽骨(しそうこつ)の中に膿の袋ができることがあります。この膿の袋が炎症を起こし腫れてしまうのです。ここまで進むと、歯を抜かざるをえない場合が多くなります。
早期発見・早期治療をすることで、歯の健康寿命を延ばすことができます。症状が出る前から、お早めの受診をおすすめします。
歯周病
歯周病とは、歯を支えている歯肉(歯茎)や歯槽骨に起きる病変で、以前は「歯槽膿漏(しそうのうろう)」と呼ばれていました。虫歯と違って痛みはありませんが、進行すると歯茎が腫れる、口臭がひどくなる、歯がぐらつく、などの症状が現れ、やがて歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病の原因は、虫歯の原因と同じくプラーク(歯垢)です。歯茎の周りにプラークがたまり、プラークが細菌に感染することによって歯肉が炎症を起こして腫れ、歯肉炎を起こします。
歯周病が進行すると歯茎の腫れがひどくなり、歯と歯茎の間に歯周ポケットと呼ばれる隙間ができます。また、炎症が歯槽骨や歯根膜まで及び、歯茎から膿が出たり、歯茎がやせて下がってきたり、歯がぐらついてきたりします。
歯周病がさらに悪化すると、歯槽骨が溶けて歯のぐらつきがひどくなり、食べ物を噛むことができなくなって、最後には歯が抜け落ちてしまいます。
ブラッシング指導
当院は歯科衛生士によるブラッシング指導を行っております。正しい歯の磨き方から、日々のメンテナンスまでお気軽にお問い合わせください。手用歯ブラシや電動歯ブラシで歯の表面を傷つけたりしないよう、磨き方のポイントを丁寧にご説明します。
一般的な歯磨きは以下のような手順をおすすめしています。
1.歯ブラシの毛先の長さは前歯4本分かそれ以下で、「普通」か「やや硬め」の歯ブラシを選びましょう。
2.歯ブラシはペンを持つように軽く握ります。
3.歯ブラシの毛先を歯の表面に直角にあてて、小刻みに軽く動かしましょう。
4.磨き残しがないように、時々歯ブラシの先端を縦や横に向けて丁寧に磨きます。
5.歯茎も軽くブラッシングします。
6.歯と歯の間など歯ブラシだけではきれいにならない部分は、デンタルフロスや歯間ブラシを活用することをおすすめします。
7.歯ブラシは最低1ヵ月に1回交換しましょう。
8.電動歯ブラシは虫歯や歯周病の予防に有効で、歯茎をマッサージする働きもあります。
患者さまのお口の状態に合わせて、お一人おひとり適したブラッシング指導も行っていますので、お気軽にご相談ください。
矯正治療
歯が不揃いな状態や、上下顎の歯並びがお互いに噛み合わない状態を、医学的に「不正咬合」と呼びます。矯正歯科とは、これらの不正咬合をきちんと噛み合う、きれいな歯並びにする歯科治療です。
正常な噛み合わせにするために、歯並びの調整で歯を削ることや抜歯して「差し歯」にすることは基本的にはありません。専用の矯正装置を用いて、歯や顎骨に力をかけてゆっくりと動かし、歯並びと噛み合わせを時間をかけて調整します。不正咬合の主な症状には、出っ歯・受け口・開咬・乱ぐい歯・乳歯反対咬合などがあります。
インプラント
インプラント治療とは、何らかの理由によって失われてしまったご自身の歯の代わりに、歯科用インプラントを土台として人工の歯によって補う治療法です。お口の中の状態は個人によって異なるため、お一人おひとりの状態に添った治療計画を立てて治療を進めていきます。なお、インプラントは自由診療になります。
当院で使用している「デンツプライインプラント」は、研究開発力と長期安定性から世界中で広く使われているインプラントシステムの一つです。失った歯の本数に応じてインプラント体を複数本埋入することで、さまざまな設計で治療を行うことが可能です。歯1本を失ったケースだけでなく、全ての歯を失ったケースにも対応できます。
インプラントは「第二の永久歯」と呼ばれる治療で、これまで部分入れ歯や総入れ歯で感じていた、入れ歯を固定する金属のバネによる違和感や食事のとりづらさなどの問題も解消することができます。ご関心がある方はお気軽にご相談ください。
審美治療
保険治療では使うことができない材質を用いて、より自然な口元を再現するのが審美治療です。治療が必要な歯が複数本ある方は、より見た目を求められる前歯のみ審美治療で治療し、見えにくい奥歯などは保険診療で治療する方もいらっしゃいます。
口元の美しさがより注目される今だからこそ、審美治療による再現力が求められています。当院では、一般的な審美治療はもちろん、比較的経済的負担が少なくすむように、プチ審美治療を取り入れています。
当院の審美治療で使用しているのは、特殊ジルコニア素材とデジタル技術によって生まれた「セルコンZ冠」です。この素材は体に優しいだけでなく、天然歯のような透明感のある白い材質で、従来の審美治療で用いられているジルコニアよりも光透過性に優れています。そのため、金属と同等の強度を保ちながらもより天然歯に近づける治療が行えます。
当院では、コンピューターを使用した3次元設計を取り入れることで、経済的負担を抑えたプチ審美治療の「スタンダード」と、「プレミアム」の2種類をご用意しています。患者さまのご要望に合わせた治療を行うことが可能です。
初診の方へ
ご予約の方を優先的に診察させていただいています。急患の方がいらっしゃる時は、ご予約の方をお待たせする事もございますが、ご了承ください。お約束のお時間にお見えにならない場合、申し訳ございませんが、診療をお待ちいただくこともございます。
初診でご来院の際には、まず「問診票」に必要事項をご記入ください。記入していただいた問診票をもとに、詳しい症状をお聞きし、必要な検査のご説明をいたします。患者さまの症状や部位によって必要であればレントゲンをお撮りして、症状を細かく把握いたします。
同じ症状でも治療法はさまざまです。個人差がありますので、患者さまに合わせて治療を少しずつ変えていくこともあります。診療時間は症状にもよりますが、初診の方の場合、受付からお会計まで1時間程度になります。お時間に余裕を持ってご来院ください。
当院でいただいた患者さまの個人情報は、「個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)」および厚生労働省が策定した「医療・介護関係事業者における個人情報の適切な取り扱いのためのガイドライン」を遵守して取り扱いさせていただきます。個人の人格尊重の理念のもとに、個人情報の保護を行うことに細心の注意を払います。